四国溶材で働く人々

- 丸尾俊介
- 営業部 新居浜営業所
人と人のつながり、
対話の繰り返しで見つかる
本当の需要。
●溶接材料は幅広い分野にわたる
私はもともと、人と関わる仕事がしたいと考えていました。溶接材料に関心を持ったきっかけは、大型船の姿を見かけたことです。このような大きな構造物は、溶接という技術によって組み立てられていると知り、ぜひとも幅広い業界や分野で使用される溶接材料を営業したいと考えました。
営業では、何といっても人に会うことが大事です。現場を訪れ、一人一人の声を聞きます。今の仕事状況について、それから世間話のようなとりとめのないことも話し、会話の中で困りごとや必要なことを発見します。消耗品の交換時期を考えてこちらで提案することもあれば、全く予期せぬものが欲しいということもあります。いずれにしても、お客さまの必要に合わせて、本当に良い商品を適切に提案すること。それが営業の役割であり、腕の見せ所だと思います。

●メーカーであり、商社でもあることの強み

四国溶材はメーカーであり、また商社としての一面も持っています。自社独自のブランドを持ちつつも、周辺の機器など多彩な商品を扱っており、一社で大半のことをまかなえます。事業用ガスの販売もしていますが、意外なところでは医療に関する取り扱いもあったと聞きました。
営業という仕事の良さは、お客さまと直接会話できることです。当社は豊富な商品を扱っていることから、多様な業界の方と会うことができ、商品についての反応はもちろん、その業種ならではの情報など、普通は知り得ないことに触れられます。社内の製造の方からは、お客さまの声が聞きたいという要望が強くあり、生の声をフィードバックすることで、さらに良い製品をつくるという好循環を生んでいます。会社の内と外で人とつながり、ものづくりにも役に立てる、やりがいのある仕事です。
●危機感を持つことが成長につながる

営業の仕事を通して「お客さまからの信頼に応える」という責任を学びました。中にはロボットのような規模が大きく、高額な商品も扱っていますが、プレッシャーを乗り越え、つつがなく大きな案件を一人でやり遂げた時は、達成感もひとしおです。何より感謝の言葉をいただける瞬間が、一番うれしいですね。
一方で、危機感を持つことも大切にしています。毎日同じことを繰り返していては、自分の成長にならず、会社のためにもなりません。客先への対応から書類の整頓や倉庫の整理などまで、ささいな改善でも少しずつ積み重ねています。より良い方法を考えることで、自分自身の成長にもつながっていると思います。
今後は自社製品の販売力を強化します。どれだけ良い商品でも、うまくPRできなければ気に入ってもらえません。営業はものを売るのが仕事です。まずは四国内のシェアで60%を超えることを目指してがんばります。